工事部1999年入社
第22福丸(浚渫船)船団⾧
TOSHINORI AYAKA
前職でも海洋土木の仕事をしていましたが、工事を請け負うエリアが狭く、福丸建設なら県内外で幅広く仕事できると志望しました。
実際に入社してからは、長崎県内の仕事はもちろん、日本海側では鳥取県や福井県、太平洋側では大阪府や岩手県、遠くは青森県の工事に携わることができました。工期は内容により異なりますが、平均しておよそ3~4カ月。
潮の流れや風の当たり方など、各地の港の違いを知ることができるのも面白みの一つです。
船団長になると施工方法を考えたり、現場条件をもとに工程を組んだり、それぞれの港について情報収集しながら安全第一で工事を進めます。
例えば災害で破損した防波堤などを取り除く工事では、事前の現場確認(危険箇所の確認)からスタートします。船団長として船団の仲間(総勢12~13名)に怪我をさせないのも私の役目。
安全第一で気象海象を把握しながら工事を進めています。
現場では寝食をともにするため、個性の異なるメンバーがストレスを感じないようにするのも船団長の大事な仕事です。
人間関係が良ければ、仕事もスムーズにできるため十分に気を遣いますね。他社に負けないのは団結力の強さ。もう5年ほどメンバーが変わらない仲間とともに「今日はこれをしよう!」と目標を決めたら一致団結して協力し合い仕事を進めています。
その団結力の高さをお客様から褒めていただくことが誇りでもあります。
良い仕事をするにはメリハリが大事、だからこそ仕事以外の時はそれぞれ自由に過ごしています。
船には個室があるので自分の時間を過ごせますし、私自身は休みの日を利用して現地を観光したり、魚釣りを楽しんだりしています。船から釣り糸を垂らせばすぐに魚が釣れますから(笑)。「仕事の合間に観光できるなんて最高だね」なんて羨ましく思われることもあるんですよ。
仕事する上で大変なこともありますが、悩んだり、苦労した現場ほど、完成した後に大きな達成感を得ることができます。
自分たちが浚渫工事に携わった港で大型客船が行き交う様子を見た時の喜びはひとしお。さらに、基礎工事なくして災害復旧ははじまりませんから、私たちの仕事が社会の役に立っていることを強く感じることもできますね。
これまでに培ったノウハウ、恵まれた設備環境、人の団結力のすべてが揃い、業界でも確かな知名度を持つのも福丸建設の強みだと感じています。
幅広い世代を束ねる綾香さんは、ユーモアがあり責任感が強い船団長です。
それぞれの現場に対して勉強熱心で細かく考えながら仕事を進めるため、取引先からも信頼されています。
船員を大事に思う気持ちが誰よりも強く、真剣に伝えるべきことは伝えながらも普段は和気あいあいとした明るい雰囲気づくりが得意。浚渫工事に必要なスキルをすべて持つため、一人ひとりのペースに応じて細かく指導できる育て上手な船団長でもあります。